愛犬と暮らす家のこだわりポイントとは?安全で快適な設計のすすめ
2024/06/06
目次
愛犬と暮らす家を建てたいと考えている方へ。
ペット可の物件にはさまざまな制限があり、理想の暮らしを実現するのは難しいかもしれません。
しかし、注文住宅なら、愛犬の習性やニーズに合わせた自由な設計が可能です。
多頭飼いや大型犬との生活、特別な仕様の住まいを叶えられるのです。
本記事では、愛犬と快適に暮らすための家づくりのアイディアと事例をご紹介します。
犬専用の設備や安全な床材、おこもりスペース、ドッグラン設置など、具体的な実例を通じて、愛犬との豊かな生活をサポートする住まいづくりのポイントを探っていきましょう。
□注文住宅で実現する愛犬と暮らす家のこだわりポイントとは
注文住宅は、愛犬家にとって理想的な選択肢です。
その理由は以下の3点にあります。
1:犬の多頭飼いが自由にできる
分譲マンションやペット可の賃貸住宅では、管理規約により飼育できる犬の種類や頭数に制限があることが一般的です。
多くの場合、小型犬2匹程度までに限定されています。
一方、注文住宅の持ち家なら、そうした規約に縛られることなく、にぎやかな多頭飼いを実現できるのです。
2:中型犬から大型犬まで飼える
中型犬以上の飼育を認めているマンションはごく稀です。
大きな犬と暮らすなら、マイホームの購入が必要不可欠といえるでしょう。
また、大型犬はキャリーに入れての移動が難しいため、多くの飼い主が車を所有しています。
注文住宅なら、人と犬それぞれの動線を考慮した駐車場を敷地内に設けられます。
3:愛犬の特性に合わせた仕様にカスタマイズ可能
既製品の住宅では叶えられない、犬専用の部屋や庭を作ることも可能です。
犬種ごとの特徴や習性、愛犬一匹一匹の性格に合わせた住まいにできるのが最大の魅力。
高齢の犬や障害のある犬のためのバリアフリー設計など、きめ細やかな配慮もしやすくなります。
□愛犬との生活を豊かにするデザインアイデア
では、具体的にどのような工夫を取り入れると良いのでしょうか。
参考になる実例をご紹介します。
1:玄関まわりの便利な設え
玄関脇に広めの土間とペットシンクを設けるのがおすすめです。
散歩で汚れた愛犬の足を洗ってからお家に上がれば、室内を清潔に保てます。
タオルやシャンプー用品もすぐ手に取れる場所に。
さらに、リードやマナー袋、ペットカートなどかさばる散歩グッズを収納できるシューズクロークを隣接させれば、玄関まわりはいつもすっきりと片付きます。
2:愛犬の足腰に優しい床材選び
フローリングなどツルツルした床材は、犬の足腰に負担をかける恐れがあります。
滑りにくく、水分や汚れに強い素材を選ぶのが賢明です。
飼い主目線では、掃除のしやすさやキズのつきにくさもチェックポイント。
床のコーティングには、万が一なめても安心な犬にやさしい成分の製品を使いましょう。
3:リビングに隣接した犬のおこもりスペース
犬は穴ぐらのような閉ざされた空間を好む習性があります。
リビングの一角に、壁で程よく区切られた犬用スペースを設けてあげると安心して過ごせます。
天井近くまである収納には犬グッズをまとめてすっきり。
飼い主とほどよい距離を保ちつつ、お互いの存在を感じられる配置が理想的です。
4:開放的な庭のドッグラン
芝生を植えた庭を、愛犬ものびのび走り回れるドッグランにするのも素敵なアイデア。
白と青のタイルデッキから一段下がった場所に、青々とした芝生が広がる開放的な空間。
思いきり運動できるプライベート空間があれば、愛犬の健康維持にもつながります。
5:ストック収納を確保
ドッグフードやペットシーツといった日々大量に消費するものは買い置きしておくと便利です。
キッチンのすぐ横に大容量のパントリーを設け、飼い主の食料と一緒に犬の備品もまとめて収納。
いざというときの非常食ストックにもなり、備えにもなります。
□まとめ
注文住宅では、多頭飼育や大型犬との暮らしをはじめとする愛犬のニーズに合わせた自由な間取りが叶います。
玄関まわりの土間スペースやペットシンク、リビングの一角の犬用おこもりスペースなど、便利な設備を設けるのもおすすめです。
床材選びや収納スペースの確保など、細部にまでこだわることで、人と犬がともに心地よく暮らせる住まいを実現させましょう。