キッチンの照明選びの失敗例とその対策とは?
2024/01/14
新築やリフォームを考えている方々の中には、失敗事例を知りたい方もいらっしゃるでしょう。
その失敗を未然に防げるに越したことはありません。
この記事では、特にキッチン照明に関する失敗事例とその対策について解説します。
□新築のキッチン照明の失敗例
キッチンの照明の失敗例を4つご紹介します。
1.手元が暗すぎる
キッチンでの調理において、まさに手元の明るさは重要なポイントです。
刃物を使う場面も多く、暗いと危険性が高まります。
照明の数や位置が不適切で手元が暗くなると、調理の効率だけでなく、安全性も損なわれます。
この失敗は、照明計画の初期段階で対策できるでしょう。
2.スイッチの配置的に使いにくい
キッチンには通常、シンク上と通路上の二カ所に照明が設置されます。
しかし、これらのスイッチを一つにまとめてしまうと、明るさの調節ができなくなります。
特に夜間にキッチンを使用する場合、過度な明るさで目が覚めてしまうこともあります。
スイッチを分けることで、状況に応じた明るさを選べます。
3.電球色の照明を選ぶ
多くの人がリビングやダイニングとの一体感を出すために、電球色の照明を選びがちです。
ただし、この色温度は調理には不向きで、手元が見えづらくなる可能性があります。
キッチンの照明は、その用途に応じて選ぶべきです。
4.模様替えをした際に違和感を感じる
長期間の居住を考慮すると、模様替えも頭に入れておきましょう。
照明の位置や種類によっては、家具の配置を変えた際に影ができてしまうことがあります。
生活しやすい家を作るための照明計画をしましょう。
□キッチンの照明選びに失敗しないためのポイント
*全体照明と局所照明のスイッチを分ける
キッチンでの作業には、全体照明と局所照明の両方が必要です。
しかし、これらのスイッチを一つにまとめてしまうと、使い勝手が悪くなります。
スイッチを分けることで、状況に応じて明るさを調整できます。
*明かりの色を選ぶ
明かりの色は、調理のしやすさに大きな影響を与えます。
オレンジ色の光は明るさが不足しやすく、目が疲れる可能性もあります。
色の選択は、キッチンの用途に合わせて行うと良いでしょう。
*天井高を確認する
天井高が高い場合、照明の位置もそれだけ高くなります。
この場合、局所照明の照度や高さをしっかりと考慮する必要があります。
ペンダントライトを選ぶ際には、特に注意が必要です。
□まとめ
キッチン照明の失敗は、しばしば見過ごされがちですが、その影響は深刻です。
手元が暗い、スイッチの配置が不便、電球色の選択、模様替えと照明など、多角的に考慮するポイントは数多く存在します。
この記事で紹介した失敗事例とその対策を心に留め、理想的なキッチン照明を実現しましょう。