新築の照明計画で意識すべきポイントとは?失敗例とその対策もご紹介!
2024/01/09
新築住宅を計画する際、照明について深く決めていない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、照明はただ部屋を明るくするだけでなく、その空間の雰囲気や機能性にも大いに影響を与えます。
この記事では、照明計画の重要性とそのポイント、さらによくある失敗例とその対策について解説します。
◻︎新築住宅で考慮すべき照明計画のポイント
*部屋の用途とイメージを照らし合わせる
照明は単なる明るさを供給する装置ではありません。
部屋の用途やイメージ、さらには家族構成やライフスタイルにも密接に関わっています。
たとえば高齢者が住む場合、照明の明るさが不足すると転倒事故のリスクが高まります。
このように、照明計画は部屋の用途やイメージに合わせて慎重に行いましょう。
*照明器具の種類の選定
照明器具には多種多様な形状と機能があります。
シーリングライトは広い空間を一気に照らす力を持ち、ペンダントライトはダイニングテーブル上のように特定の場所を美しく照らします。
それぞれの照明器具の特性を理解し、それに基づいて選定することが重要です。
*照明の配置計画
照明の配置は後から変更することが難しいため、事前にしっかりと計画を立てる必要があります。
スイッチの位置や照明の高さなど、生活のイメージや家具の配置も考慮に入れて、最適な位置を見つけ出すことが求められます。
◻︎新築住宅の照明計画でよくある失敗とその対策
1.多くの照明を設置する失敗
明るすぎる空間は落ち着かず、逆にストレスを感じることがあります。
適切な照度を基準に設置したり、後から追加できるように配線だけしておいたり、対策をしましょう。
2.照明に色を統一しない失敗
照明の色温度がバラバラだと、部屋の雰囲気がまとまりません。
特に、異なる照明器具を同じ空間に配置する場合、色温度を統一することが重要です。
3.ダウンライトを過度に採用してしまう失敗
ダウンライトは空間をすっきり見せる効果がありますが、その用途によっては不適切な場合もあります。
書斎での作業や洗面所での鏡の使用など、照明の位置や角度によっては不便を生む可能性があります。
過度にダウンライトを使用するのは控えましょう。
4.明るさを調整できない照明を採用する失敗
リビングのように時間帯によって適した明るさが異なる場合、調光機能のある照明器具を選ぶことがおすすめです。
一カ所のスイッチで全ての照明を操作する設定は、明るさの調節が難しくなる可能性があります。
◻︎まとめ
新築住宅の照明計画は、単なる明るさ供給以上の多面的な要素を持っています。
今回紹介した失敗例とその対策を参考にして、美しさと機能性を両立した理想的な照明空間を実現しましょう。